体調悪い中、「父親たちの星条旗」を見る。

今朝から、体調がすぐれないのです。
ご心配には及びません、病気ではありません。
理由ははっきりしており、一過性のものです、明日には通り過ぎるでしょう。
でも、調子悪くって、朝から血圧が上がってこない感じで、会議(みたいなもの)に出ていたら、くつろげないので口の中が酸っぱくなってきて、気分悪かったです。(吐きそうというわけではない)あまりにしんどくて、1日で栄養ドリンクを2本も飲んでしまいました。

昼ごはんを食べたら気分が一瞬よくなったんですが、またしんどくなって、午後はレンタルDVDの「父親たちの星条旗」を見ながらウツラウツラしてしまいました…ていうか、この映画見ながらウツラウツラするっていうのも、どないやねん、って感じですが…

エグかったですね、この映画…どうしても今日返さなくちゃいけなくって、時間がなくって、最後まできっちり見れなかったという(涙)でも、戦争を美化していなくて、私はいいと思いました。硫黄島の周囲の海一面に、アメリカの戦艦がビッシリといる光景は、恐怖です。こんな国に勝てるわけないし。

この映画で描かれているように、つまらない理由で死んで(味方に撃たれるとか間違って刺されるとか、はしゃいで海に落っこちたまま置き去りとか)逝った人たちが実際にたくさんいたんでしょうね。戦場に行ったら自分が死にたくないって気持ちだけでいっぱいいっぱいで、もう理性もなにも、ムチャクチャなんでしょうね。人間の命が、おもちゃでも捨てるようにゴロンゴロンと簡単に失われて、正常な人間なら、どこか神経の一部を麻痺させてしまわないと、とてもじゃないけど、こんな事実を直視できないでしょうね。

「プライベート・ライアン」だったかな、ゆっくりゆっくり、刺されるシーンがあって、すっごく気分悪くなりましたけど…

人間のすることじゃないですね。正常な神経なら、こんな殺し合いできるわけない。どんな名目があったって。鬼畜の仕業です。なのになぜ、人間は戦争をするのか。するかしないか、決めるのは上のほうで、末端の人間たちは、ただもう死にたくないだけで、正義か否かなんて考えることもできない。「父親たちの星条旗」でも、アメリカ本土の人たちは、遺族以外は、痛くも痒くもなく日常を、豊かな日常を謳歌していたのかと思うと、ああ、こんな国に日本が勝てるわけないのにと、哀れを覚えます。日本人は、イモのつるまで食べて飢えをしのいでいたというのに。

しかし、この映画を見る限り、日本人はかなりしぶとく、がんばって戦ったんだなと思いました。国力も兵力も、恐ろしく劣っているはずなのにね。当時の日本人は、当時のアメリカ人よりも、戦争に必要な精神力やしぶとさがあったのかもしれません。今の日本人なら絶対無理ね。

当たり前なんですが、この映画では日本側の気持ちはまったく感じられません。感じさせないように描いています。実際、戦争の現場で、敵の気持ちなんか伝わってこないでしょうね。シューティングゲームのゾンビみたいに、とにかく撃ちまくって倒すだけの相手。アメリカ兵士から見たら、ただの凶暴な敵でしかなく、排除する対象でしかなかった、日本人。「硫黄島からの手紙」だと、日本人側から描かれているわけですよね。どんな風に描かれているのかな。だから、先に「父親たち…」を見たかったんだ。次は「硫黄島」を借ります。


とにかく、ただでもしんどいのに、こんな映画見て、気分が良くなるわけないのでありました。でも見てよかったけどね。アメリカ人にとっては戦争もビジネスなんだなぁってつくづく思いました。


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この記事へのコメント

ちず
2007年07月08日 22:40
硫黄島ブームにのり、まんまと映画も両方見て、本も両方買いました。アメリカでは評価が高くなかったようだが、それも当然かと思います。戦争に対するアメリカ人の病的ジャイアン的心理(俺様だけが正義)をうまいこと描いていると思います。
2007年07月09日 14:59
本当にね~。正義なんて、どっちから見るかによって、いくつもあるんだから、絶対的に正しいものなんて無いのにね。「真実はいつもひとつ!」じゃねーよ、ってのと一緒で(笑)アメリカでは評価高くなかったんだ~。クリント・イーストウッドは偉い人だなぁ。別にこんな仕事しなくっても、マウイの別荘でゆっくりしてようと思えばできるだろうにねぇ。
ちず
2007年07月09日 22:41
そりゃやっぱ、男も女も、あっちのほうも、こっちのほうも、いくつになっても現役でなくっちゃ!
2007年07月09日 23:07
なるほど!…って、そっちの話だっけぇ(笑)
きょろ
2007年07月09日 23:57
誰でも自分さえよければいいわけで。自国の利の為に大義名分を作るのが戦争ってやつですわ。どっちが正しいなんて結局わからない。勝った方が正しい、そして正義になる。そんなものですわよ(^^ゞ
よーかい
2007年07月10日 02:12
「硫黄島からの手紙」を観て、爆睡してしまったよーかいです(^^;;;ゞ

この映画は、たしかに一方的な視点からは描かれていなかったですし、新兵が上官からの命令で糞尿の入ったバケツを壕の中から運び出していたりするシーンはなかなかリアルだなぁと思いました。


学生時代、大学を休んでバックパック背負って旅をしていた時期に、よく知らないで内戦中の国に入ってしまったり、紛争地域に足を踏み入れてしまったことが何度かありました。(←かなりバカです。。)

本当に、戦争には“悲惨”という言葉以外ありません。
日本では「大成功」って言われているPKOが行われたカンボジアなんかでも、現地はむしろPKOのせいで極度の貧困にあえいでいたり、先進国は「援助」の名目で自国の企業が進出できる基盤を築いていただけだったりしていました。

外で食事をすると、手のないひと、足のないひとの物乞いにわらわらと囲まれてしまいます。
中には、紛争下の国では、働くよりも外国の観光客から物乞いをした方が儲かるからって、生まれたときに親が手足を切り落としてしまうこともあるという話も聞きました。(つづく)
よーかい
2007年07月10日 02:13
(つづき)


広大なゴミタメの、不衛生なんていう言葉では言い表せないところで、小学校にあがるかあがらないかの子どもが日がな一日ゴミあさりをしている姿も見ました。

外国人でも地雷が1個1ドルから買えるブラックマーケットも見ましたし、ときには、安全装置を外した銃口を突きつけられたこともあります。


本当に、戦争をして得られるものなんてなんにもありはしないということを、肌で体感しました。

だから、最近の日本社会の、戦争をすることに対してあまり抵抗の少なくなっているような社会って、すっごく怖いと思うんですよね~。
2007年07月10日 21:57
>きょろちゃん
でもアメリカって、極端にそういう「オレ様正義」思想があると思わない~?何回も同じことするしさぁ。過去に学ばないのね。

>よーかいさん
硫黄島…ほとんどの人がもう見てますよね(^_^;)
忙しくって映画館に足運べませんでした(T_T)精神的に余裕がないと、映画館に行けないワタシ。
しかし、よーかいさん、すごい経験積んでるんですねぇ(^_^;)なにごともなく日本に帰ってこれて良かったですね~。
最近の日本社会は、本当に、「参戦」に対して、えらく抵抗感を失っているようです。もっと毅然として、永遠に戦争をしないという立場を明確にして欲しい。国内だろうと国外だろうと、それは一緒のはず。原爆を投下された唯一の国としての悲惨な経験を、無にしないで欲しいです。あの戦争が風化して、みんな戦争の本当の姿を忘れて行っているんでしょうね…軽く考えすぎですね、本当に。

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