バリアフリー旅行、断念。

母から電話があったのです、昨日。
今朝かけなおしましたが、
要するに、
旅行はやはり、行けなくなった。
ということです。

父の目の調子が悪いのです。
緑内障で、だいぶ進んできてしまい、
手術も不可能なのだそうで、
だんだんと見えなくなってくるのだそうです。
それが、体調とか、日によって、結構見えるときもあれば、
すぐそこが見えないときもあり。

要するに、ものの配置もわからないようなところに行くのが不安。
ストレスがかかると、なおさら見えなくなるかもしれないので、
父自身が無理だろうと言ったとのこと…

「私も、もうあきらめたわ」
「あんたにも、色々努力してもらったのに、悪かったね」

母の言葉が、哀しかったです。

でも、高齢者が慣れないところに行ってストレスがかかると、
ロクなことにならないことは、私も知っています。
祖母がそうでしたし。

変なストレスはかけられません。
私もまだ子どもが小さくて、
おまけに知識もないし、
全力投球で父の介助ができないのが口惜しいです。

結局、独りよがりの「親孝行ごっこ」は、
こんな形で終わりを迎えました。

旅行の予約、キャンセルしに行かねばなりません…





かなりショックです。
でも、仕方ないです。


両親が年を取ってくると、
電話の向こうから伝わってくるのが、
不幸せな空気というか、
話していて、こちらも気が滅入るような内容が多くなります。

今回のことでも、母はかなり落胆しているはず…
それ以上に、父は、つらい気持ちでいるでしょう。

そばにいて、その気持ちを緩和してあげられればいいんだけど、
それもできない自分は、本当に親不孝だと思います。

旅行にはいけなくなったけれど、顔を見には、行くつもりです。

父は、小さい頃から大病を何度もして、
足も不自由で、
それでも70歳まで働いていました。

今思うと、
あの体で、
よくも70歳まで元気に現役を続けたものです。

引退した途端に、ガタガタッと、
音をたてるように、崩れてしまいました。
引退後、色々旅行に行けるかと楽しみにしていただろう母には、
当てがはずれた気持ちはあったと思います。

もうすぐ父は81になろうとしています。
こうなっても無理ないです。
あの体で、よくもここまで…

でも、やっぱりつらい。
自分の力で歩けなくなることも、
文字が読めないことも
父には、とても苦痛だろうということが、わかるから。




そばにいてあげられない自分を
本当にうらめしく思います。












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この記事へのコメント

だいず
2007年03月12日 17:56
若い時は全く考えなかったのに、親が老いていくことを見るのは辛いことが多いですね。私の父も昨年末より次々と癌が見つかり、入退院を繰り返しながら、自分の体も不安だろうに、孫のこと・私が学校に送迎していることなど心配しています。若い時は、博打好きで亡くなった母からは愚痴しか聞いたことがありませんでした。子どもの頃は嫌いな父でしたが、今私にやさしい心があるとしたら、それは父の遺伝だなぁ・・・と思えるようになりました。偏食も多く食養生もとても大変で、"アタシ、一日一体何回食事作ればいいんぢゃろ?"と考える日もあるけれど、後少し残された幸せな時間なのかもしれない、と思いました。
2007年03月12日 23:18
だいずさん、
お父様、癌なんですね…つらいですね。
自分が年を重ねてくると、段々と親の「大きさ」が、小さく見えてきます。それもまた哀しい。
そして親はいつまでたっても親ですよね。うちの親も、いい年をした娘のことを案じて、その孫のことも案じて、どうしてもお金を残さなくては…なんて、いつも言っています。いいってのに。
障害児を持った娘がやはり不憫なんでしょうね。
でも私は、娘を産んだことで、こんなにいいことがあったよ、知らないことを沢山知ることができたし、良い仲間もできたし、なにより自分が変われた、と折りにふれて伝えることで、そんなに心配しなくていいんだと思ってもらえるようにしていますが…。だいずさんのお父さんも、自分のことより、娘のことが心配なんですね。わかります。でも、毎日娘の作ったご飯を食べられるなんて、本当にお父様、幸せだと思います。それが何よりですよ。一番大事なことだと思います。
きょろ
2007年03月13日 10:22
旅行残念だね(ノ_・。)
目や足が思うように働かないと本当にへこむものです。元気なうちにと思ってもこちらに余裕が無いとね(^^ゞタイミングがなかなか合わないのが辛い。うちの祖母は若い頃(私が生まれるころ)にお金が無くて医者に行けないせいで(どんな時代や~)全盲になってしまいました。今、思えば50歳そこそこだったのでとても大変だったと思います。今は施設にいるけど、数年前まで「これが最期かも」と言いながら旅行に連れて行ったのが懐かしいです。バリアフリーで行けるところ、探せばあると思うのでまた誘ってあげるといいと思います。気候がいいときなんかは公園でビニールシートを敷いてランチするダケでも結構喜んでましたよ。空気が綺麗なだけで気分よくなるものね♪
ちず。
2007年03月13日 13:42
ええっ!?

そっか。。。。残念だったね。。。。

ごめん時間ないからコメント短いけど、色々思うところだねぇ。。。
2007年03月14日 00:42
読んで勝手に泣けました。
ポシ母さんの哀しい気持ち優しい気持ちが痛いです。
私の父も高齢で、糖尿病性の白内障があり先日手術をしましたが、はかばかしくありません。
仕事一筋がんばってきた人が、自分の体力の衰えを感じざるを得ず、諦めと苛立ちの様子を目の当たりにすることは、特にそれが身近な親ならいたたまれない思いです。
そんな父を置いて、遠くへ行こうとしている”超親不孝”の自分は、この先何をしてあげられるか見つかるでしょうか?
会いたいときはいつでも会える、行きたいところはいつでも行ける元気なときは、考えたこともなかった”時間”
答えの出ない課題でしょうか?
ポシ母さんのお父様の回復をお祈りしてます。
2007年03月17日 20:12
>きょろちゃん
そうなのよね~。うちの父も、なにしろ昭和初期に病気しているので、恐ろしく原始的な治療を受けていたらしく、骨は切るわ、足に穴をあけて、薬を入れて長いガーゼを詰めるわ…時々そのガーゼをずるずるっと換えるのが痛いらしい…あれ?そんな治療、誰かさんも最近してなかったっけ。果たして医療技術は進んでいるのか(-_-;)
>ちず。さん
ありがとう…そうなの、なんか、言われても、もしかしてなんとかならないかってあきらめきれずに数日間はキャンセルに行けませんでした。おととい、ようやくキャンセルに行って、旅行会社の人にお詫びとお礼を言って来ました(/_;)
2007年03月17日 20:13
>K2ちゃん
そうでしょ、年老いた親を置いていく選択をするのは、つらいことです。でも、K2ちゃんのご両親は、K2ちゃんひとり娘だから、多分とっくの昔に割り切ってるだろうと思うけどね。子の数が多ければ、誰かがなんとかしてくれるって逆に思ったりするだろうけど、うちの隣に住んでたおばあちゃんなんか、5人も子がいたのに、誰もひきとらなかったからね。子が多ければいいというもんでもないんだよな。でもK2ちゃんは、数年間孫との楽しい生活をプレゼントしたんだから、立派に親孝行したと思うよ。

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