全児童対象に放課後預かり!?

ちょっと前に、こんなニュースがありましたよね…8月の末くらいです。

 「来年度から全小学校で放課後教室 共働きは夜まで

文部科学省と厚生労働省は、来年度から全国すべての公立小学校で、放課後も児童を預かることを決めた。スタッフは教員OBや地域住民で、勉強やスポーツのプログラムを用意して、児童が放課後を学校で過ごす環境を整えるほか、共働き家庭の子ども向けには、さらに時間を延長する。

私は、これを見たとき、信じられませんでした…
だって、 全児童が対象だっていうんですよ!?信じられますか!?
全児童が対象になる時間帯と、親が働いている留守家庭のみ預かる時間帯との2本立てらしいんですけど、あくまで放課後の預かりですから、学校の先生がたがやるわけじゃないんですよね。教員になりたい人や、教員のOB、そして地域のボランティアで、「全児童」を見るんだって!!!!!

そんなことできるんかい???


なんでも、団塊の世代が一斉に定年を迎えるので、教員OBの力を活用するために…ってなことのようですが、この話題は、このニュースが出る前にもありました。まだ5月か6月くらいに。教員OBを遊ばせておくのは勿体無い、放課後塾みたいな形は開けないか検討中、みたいな話で、塾に行かせてもらえる子ともらえない子との学力のバランスを取るためにって説明でした。

なるほどね、とそのときは思ったんですけど…全児童対象の預かりなんて話にまで拡大するとは!?そんなに大風呂敷広げて大丈夫?子どもたちが授業終わっても、そのまま学校に居残り続けたら、それを世話するなんてすっごく大変じゃないのかしら。

と、そう思ってしまうのは、キムが通う学校が、超マンモス校だからかもしれない。
だって、あの学校の生徒が…あのむちゃくちゃ沢山の生徒たちが…放課後もそのまんま学校内に居残ることを想像しただけで… 凄すぎる(-_-;)可能とは思えない…


といっても、これは、「全児童対象てことにしても、申し込んでくるやつはそんなにいないであろう」と当て込んでいるのかな!?でも勉強も見てもらえて、スポーツもやれるなら、申込者は結構多くなるのでは?だってタダなんだから。それに物騒な世の中だから、へたに家の周りをうろうろするより、学校内にいるほうが安全って親も思うのではないのかなぁ。

それとも教育熱心な親たちは、やっぱり高いお金を払って習い事させるのに忙しくて、学校に居残る人なんてそれほどいないんだろうか…

学童保育はどこの地域でも足りない状況なんだから、勿論喜ばしいことです。学童を学校全体でやることによって、縦割りの子どもの関わりなんかできたら素敵ですよね。地域のボランティアさんにも顔を覚えてもらったら、なにかあったときに助けてもらえるかもしれないし。

私の住んでいる地域では、親が共働きで、学童保育にも入れない子が、地域に沢山いて、その子たちは留守の家の中でたまって、なにしてるかわからない状態。お母さんが家にいる友達の家にも上がりこんで、その家の人の言うことも聞かずに、むちゃくちゃなことをしているって話も聞く。我が家も一時期、そんな溜まり場にされかけたことがあったのでよくわかるんですけど…。

狭い部屋の中で勝手放題されて、マンションのベランダから下に水まかれたりしたこともあったしなぁ。そういう子たちの親は、自分の子はちゃんとやってると思い込んでいるの。大きいからもう大丈夫って。小学校に入ったら、普通の子の親って、途端に手も、目も、気持ちも子どもから離してしまう人が多いです。

そういう家庭の子どもたちは、大人と話をしたがります。なにかみんな、愛情に飢えているみたい。見ていて、本当にそう感じました。たとえ母が働いていも、愛情の飢餓状態を覚えさせないような配慮が必要だと思います。

朝早くから両親が働きに出かけるというある家庭の子どもは(6年生でしたが)、朝ごはんがないと言っていました。食べずに出かけるんだって、学校に。「どうして?パンかなんか、ないの?」と聞くと、パンがあっても、お父さんが食べてしまうって。その子は、すごく短いスカートをはいていて、洗いざらしてくたくたになったポロシャツを着ていました。短いのは本人の意向ではなく、背が伸びたのに合わせて、大きいサイズのスカートを買ってもらっていないのではないかと思えました。

そういう子は、人の家の夕食の時間になっても、なかなか帰ろうとしません。へたをしたら、「食べていく?」という言葉を期待しているのではないかと思いました。でも、そんなことを一度でもしたら終わりだと思ったので、こちらもそんなことは言いませんでしたが…

放課後の預かりというのは、そんな子どもたちが、人の家で無茶苦茶することを防いでくれるかもしれませんね。行き場がないから、エアコンきいてる人の家にあがりこんで、おやつも出してもらって、やりたい放題しているんだから…

でも、全児童対象って、そんな太っ腹なことしちゃって、今はできても、そのうちその教員OBの方々も年をとられて、次々とやめてしまい、指導者の後が続かなくなるとか、そんな心配はないのかしら?でもそのころには、子どもの数も減ってるので、ちょうど良いのかなぁ。こういうことにお金使うのはとても良いとおもうんだけど、いきあたりばったり政策でなく、やるなら息の長い活動にしてもらいたいですね。でもね、きっと大変だよ!誰がその仕事やるんだろう…頭痛いだろうなぁ。

第一、気になるのは「障害児はどうなるの?」
やっぱり、こういう話でも、障害児は蚊帳の外になって、放課後活動させたかったら、やっぱり遠いところに預けに行くしかないんですかね?

こういう話を考えるとき、障害児のことまでは考えてなかったってセリフが、絶対出てきそうだから、いやなの。どうなるんだろうな~…どうせキムが小学校いるのあと1年だから、あんまり関わることないかもしれないけど…でも、障害のある子を学童に混ぜてもらって、みんなに自然に学んでもらえたらと思うんですけどね。そう上手くはいかないんだろうな。「人手が足りないんで、預かれません」って言葉が聞こえてきそう。

でもね、全児童対象ならば、その中には当然、障害児学級の生徒だって入ってるはずなんだけど…

しかし、今日出た会合で、非常に前向きに取り組んでくださっている学童の方にお会いしました。ああいう方も、ちゃんと、いらっしゃる。やはり、最初からあきらめずに、お互いが歩みよって、障害児の居心地の良い居場所を、地域の中にどんどん増やして行きたいものです。

それにしても、そこでも話題に出たのは、障害を持つ子どもの「親御さんの理解度」

親がちゃんと子どものことに気がついていないと…
どんな配慮も支援も、なかなか生きてこないのです…


難しい世の中ですよ、本当に。自分の子どもだけは違うなんて思ったら大間違い。沢山いるんです、沢山…私の周りにもね…普通クラスの児童のうち6.3%はなんらかの問題を抱えている、あの数字は、ウソじゃないんですよ。本当です。


↓ブログランキングに参加しています。もしよろしければ応援クリックお願いします。
画像










ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック