自閉症児との楽しい旅行:夏休み小旅行編

大きな旅行はしていないんですが、夏休み前から今まで、小旅行を3つほどしました。
ちょっとまとめてみましょう。

1.四国旅行

写真は少し出しましたけど、あまり詳しくは述べていませんでした。
さて、ご存知でしょうか、四国って、道がすごいんです。「<span style=font-size:larger>国道なのに山道>」なんです!!!すごいんですよ~。

重文・かずら橋に行った後、うちの旦那さんは、地図を見て、「高速に戻るより、この道を使って行ったほうが宿へは近いだろう」と判断した、「とある国道」を進むことにしたのです。そうしたら、走るうちにどんどんどんどん険しく狭い道になって、超蛇行。いやもうすごいのなんのって。対向車が来たらどうするの!すれ違う余地なし!第一ガードレールがない!その道に入る前に、ちょっとシャワーがあったので、路肩がゆるんでいるし、傾斜は急だし、うちの車ってタイヤ磨り減ってた?とかいろんなことが頭に思い浮かんで。もうコワイコワイ~こんなところで仮に事故っても、助けを呼びに行こうにも全然人も家もないし!

と思ってたら、突然小さな集落が現れたりするの。しかも、その集落の中の道が、より一層狭いときてる!どうやってすれ違ってるんだ、ここに住んでる人たちは~!そうかと思うと急に工事現場が出てきて、工事車両が思いっきり道をふさいでいる。警備のおじさんが出てきて「あっ、通行時間帯だった、忘れてた、ちょっとバックして」とか言うし(-_-;)

以前、四万十から道後へ抜ける国道もすごかったけど、今回のはそれ以上にスゴかったです。

すごい山道が続いたかと思うと急にちょこっとだけ舗装した道が出てきて、ほっとしたと思ったら、また山道。くねくねくねくね、登ったり降りたり。私は助手席で、緊張のあまり手にも足にも力が入って、そのうち気分が悪くなってきて、ダンナが構わずどんどん運転するもんだから、動悸が上がって息が苦しくなり、「ちょ、ちょっと停まってよ~!」って言いたくなりました。ほんと死にそうでした。パニック症候群ってこういうものかな?って思ったり。一方、キムも狭い山道を走るのを不安がって、途中から大泣き。気持ちわかるよ~お母さんは今こそ、あなたの気持ちが痛いほどわかる。もう、怖いって感情だけじゃなくて、体がついていかないのよ。拒否反応を起こしてる。

結局、途中であきらめて、高速を使うことになったんだけどね…ほんとに大変でした。

その2 京都(ばあちゃんち)・奈良

今回は、ただバアちゃんちにいったわけでなく、全障研奈良大会に参加する目的がありました。うちの両親は体が弱いし、もうかなりお年なので(私は、兄たちと10も年の離れた末っ子)、手のかかる子ども二人を預けるわけにもいかない。だから、全障研大会の「保育」を利用させてもらうことにしました。

見ず知らずの障害児を預かろうっていうんですから、全障研、すごいです。たくさんのボランティアスタッフさんたちが、奈良教育大付属幼稚園で、私たちを受け入れてくれました。ロンもキムもお願いしたわけですが、年齢や障害の有無でクラスが分けられているので、二人は別々のクラスになりました。

キムは、部屋に入れませんでした。初めてのところだし、警戒心が強かったようです。キムは、障害のある子どもたちの中でも、攻撃的なタイプの子や、体のでかい男の子が苦手で、それらしき子がいると、その子から半径3メートル以内に近寄らないという習性(?)があります。相手も障害があるから、常識的な行動をしてくれることが期待できないからでしょう。その場の空気が読めない自閉症児ですが、彼女は自分の身に迫る危険には敏感なのです。

彼女のそういう自己防衛能力を否定することもできない(ある意味、賢いと思うし)ので、まあ部屋に入れないとは言っても、もともとがパーパー状態の幼稚園ですから、外で水遊びしたり色々するみたいだし、日陰にいれば大丈夫でしょってことで、「じゃあお母さんはお勉強に行ってきます」というと、あっさり「行ってらっしゃい」と言ってくれました。場数踏んでるから、置いていかれてイヤ~とかいうことはありません。ちゃんとスタッフが沢山いるからね。相手してもらえることもわかってるんでしょう。

後から聞くと、お弁当も部屋の中では食べなかったけど、活動にはそれなりに参加したみたいで、プールには入らなかったけど水遊びには参加したり、音楽療育や、音楽コンサートには喜んで参加したようでした。初日は9時~5時半、二日目は9時~12時半までと、長時間にわたる保育でしたが、ロンとも遊んだり、落ち着いてそれなりに過ごせたようです。二日目には、荷物を取りに行くぐらいなら、部屋の中に入るようになっていました。

ロンはロンで、幼稚園児の健常児クラスに混ぜてもらい、大学生のお兄ちゃんのボラさんがついてくれて、ご機嫌!!水遊び、お散歩、園庭遊び、音楽療育、音楽コンサートと、たのしーく、1日半をエンジョイしたようでした。食事の前に机をふいたり、自分から手を上げて、食事の前の挨拶の音頭をとったりと、年長児らしい振る舞いもあったとか。よその県の幼稚園、新鮮な経験となったようです。

奈良教育大に行くには、ばあちゃんちから近鉄に乗って、バスに乗って行きました。ばあちゃんちまで車で行ったのがご不満だっただけに、キムは電車に乗れて、満足だったようです。

その3 蒜山高原・津山

8月に入り、ロンの幼稚園友達と一緒に4家族(正確に言えば、全員パパ抜き)で、蒜山と津山に1泊2日で行ってきました。なにしろ全員パパがいないので、自分の子は自分で面倒見なきゃいけません。えらく疲れました。特に疲れたのは、蒜山高原センターに着いた途端、キムがいなくなったこと。

最近、ある程度信用できるので、あっちを見に行きたいとか申告があったら、一人で自由に行かせてやることにしています。しかし、旅先では少々多動ぎみになるため、申告なしでどっか行ってしまうことも間々あるのです。このときも申告なし。焦って探し回りました。ところが、探しているうちに、「しまった、この建物って、二階があった!?ノーチェックだった!」と思いついてそちらへ向かったところ、友達が先に「二階にいたよ~」と連れてきてくれました。二階はないと思ってたんだけど、あったんだった!ただし、エレベーターは無し。エレベーターないから油断してたけど、キムは二階にあがっていたのでした。思わず厳しく叱責!でも、これは後から反省。黙って勝手に行ってしまってみんなに迷惑かけたんだから、叱るのはありだと思うんだけど、ロンやロンの友達の幼稚園児たちの前で叱ったのはいけませんでした。キムのプライドが傷つくよね。案の定、幼稚園児たちは、そういうとき、ここぞとばかり、「黙って行っちゃあいけないんだよね、ロンくんママ!」「ちゃんと言ってから行かないといけないんだよね!」と言い立てる。あんたら、人の世話やいてんじゃね~~~!!!(怒)まったく、うちのロンもなんだけど、幼稚園の年長くらいになると、ほんと口が減らないんですわ。

まあ、探し回ったのは時間にしたら5分くらいのことでしたが…

その跡、蒜山高原センター横のジョイフルパークという遊園地に入りました。キムは一応、一緒に入ってきたけど、もともと遊園地好きじゃないので、しばらくしたら、高原センターに戻りたいといいます。ちゃんと申告しているわけなので、少々心配だったけど、行かせることにしました。後から見に行くと、さっき行方不明になったときにいた2階の窓際で座っていました。そこが雑音が少なくて落ち着けるらしい。遊園地には戻りたくないというので、「じゃあ、また来るから。もし来たくなったら遊園地においでよ」と言い置いて、ロンと遊園地へ戻り、ロンをいろんな乗り物にのせてやりました。…が、キムのことが心配で、私はいまいち楽しめません。ロンは楽しそうだけど。こういうとき、やっぱり人手が足りないわぁ。ボラさんが欲しい~。

一通り乗せてやってから、「キムのところに戻ろうね」と言ったら、じゅうぶん楽しんで納得できたのでしょう、ロンも「うん」と着いてきました。キムを迎えに行って、あとはコーヒーを飲みながら、他のみんなが出てくるのを待ちました。そんなに待つことなく、みんな出てきたので、宿泊先へ。

宿泊先は、友人のご主人の会社の保養所だったのだけど、とても広いおうち。古いけどね。子どもたちがキャーキャー走り回るにはピッタリです。キムは、ホテルに泊まれると思ってたらしく、当てが外れた様子。ここは自炊するシステムなので、母たちはカレーを作って子どもたちに食べさせました。小さい子どもたちがうるさいので、キムは静かな場所を求めて、別棟で、ひとりで夕食のカレーを食べることを選択。そういう風に、自分で自分を隔離し、身を守る(神経を休める)術を知っているというところが偉いなと思います。私も自分のカレーを持って行って、キムとふたりで静かに食べました。そのあと、部屋割りをして、私と一緒にシャワーを浴びた後、キムは私たち家族が泊まる部屋でひとり静かにテレビを見て過ごすことに。気が向いたら降りてくるけど、無理はしない。こちらも強要しない。それでいいんだなと思います。無理に人の輪に入れようとするのは、良くない。同じ建物のなかで気配を感じているだけでいいってこともあるのです。ロンは友達とキャーキャー言いながらお風呂に入り、遊んで、大満足。全員お風呂に入った後は、宿泊所の前で花火。その後は、お子ちゃまたちは各自の部屋で、うちも、キムとロン、二人で部屋で眠ったのでした。…母たちは、無論、宴会でした!(笑)さすが高原、昼間はめちゃ暑くっても、朝晩はとっても涼しくて、快適そのものでした。


つくづく思うのは、キムも本当に落ち着いたな~ってこと。書いてスケジュール見せなくても、ほとんど問題なく対応できるのです。大雑把な、その日はどこに行く、くらいのスケジュールは教えてるけどね。ほんとに過敏性が減りました。そして、かなり柔軟性が向上しています。

キムとの旅行も、ずいぶん楽に出来るようになって来ました。彼女が変わったことと同時に、こちらが変わったことが一番大きいのかもね。

明日から、地元に帰省し、帰りには琵琶湖のホテルに泊まって帰ります。琵琶湖でクルージングしたいというキムとロン。でもお父さんは、「琵琶湖クルーズは高いからダメ」と言っているし。私はクルーズもいいんだけど、「たねや」のケーキバイキングにも行きたいのよねぇ(^^ゞさて、どうなるでしょうか。またご報告します~☆


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