ハワイの話、6の1。

さて、前回、まだ着いたその日の話までしかしていませんでした。
翌日は、日曜日でした。日曜日といえばサンデーブランチ!プリンスホテルはサンデーブランチをしています。前日に予約を入れておきましたので、勇んでサンデーブランチに出かけました。シャンパン飲み放題です!

…しかしシャンパン飲みませんでした。「朝っぱらからシャンパンなぞ飲みたくない」と、うちのダンナ。え~っ、まじ?いやしかし、これがビールだったら、あなた、どうですか?飲んだんじゃないの?と、内心思いつつ、ふつーにバイキング料理食べて出てきてしまいました。くそっ、これなら別に高いお金払ってサンデーブランチに行くことないやん!料理は…まあ、普通でしたね。豪華な内容だとは思うんですが、味はね…バイキングだしね。アメリカだし…でも、そういえばダンナがお味噌汁を飲んでました。「ちゃんとした味噌汁だ」と言ってました。さすが日系。昔、新婚旅行で泊まったオーストラリアのハイアットリージェンシー・サンクチュアリー・コーブで、「ミソ・スープ」と称する、ものすごく変な味の液体を飲んで、その後気分が悪くなったことを思い出すなぁ…。

関係ないけど、後ろの席に、年配のご夫婦が座ってらっしゃったんですが、リゾートらしいドレスアップをした奥様が座られるとき、ご主人がさりげなく、椅子をひいていました。素敵…日本人には無いね、こういうの。それも素敵なんですが、奥様(おばあさんと言って良いようなお年)のおしゃれなことも目をひきました。そのとき、宿泊客はメインランドからの方が多かった(と思う)んですが、欧米の方は、リゾートらしいおしゃれというものがうまいですね。リゾート地のホテルに滞在しているんだから、食事のときも、どこかへ遊びに出るときも、リラックスしつつ、華やかなホテルライフに似合う装い。こういうのは、今の日本の年配の方々は、できていませんね。つまり、「バカンス慣れ」していないからなんでしょうね。ろくに休みも取れず懸命に働いてきた日本人、その力が今の日本を築いたとはいえ、なにか哀しいですねぇ。

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サンデーブランチをすませたあとは、プールへ行こう!
しかし、キムが行きたがりません。そろそろブレーキがかかってきたようです。「プールはいかなくていいよぉ~」部屋でテレビを見ていたいと言います。そういうわけには行きません。ここはハワイよ!プールに入りましょう、こんな目の前に見えてるんだし。なだめすかして、プールへ連れて行きました。

青いカバナ(プールサイドに立つテント状の日よけ)をキープし、タオルを借りて、プールサイドに陣取りました。水着に着替えたら、最初しぶっていたキムも、結局プールへ入りました!入ってしまったら、後は楽しそう。良かった…

実は、彼女はプール苦手です。これには長年苦労してきました。
本当は、水遊びが嫌いなわけじゃないと思うんです。でも以前、障害児に水泳を教えてくれる教室に行っていたとき…①知らない中学生のお兄ちゃん(もちろんその子も障害児)が、プールの中で、急にキムを抱き上げた(キムは軽い男性恐怖症)②プールで介助についていた旦那がキムを抱いたまま転んだ(-_-;)…という一連の不幸な出来事のために、プールに入れなくなってしまいました。

それから、ほんとに苦労して、ヘルパーさん付き添いでプール行ったり、私がロンとキム二人連れてプール行ったり…いろいろがんばってきました…2年、いや3年間くらいかなぁ…?それが、前年の夏あたりからようやく少しずつプールに入れるようになってきたところでした。

障害のある子どもたちというのは、一度なにかに対して悪いイメージを持ってしまうと、簡単にはそれをくつがえすことができません。中には、ずっとそのまま、嫌いになってしまうこともあります。でも、私は、プールに関しては、嫌いになって欲しくなかった。一生楽しめるもの、彼女の人生を楽しいものにしてくれるであろうことに関しては、できるだけ、身につけさせたいと思うのです。

ハワイでも最初は抵抗を示したものの、結果的には楽しくプールに入れて、よかったぁ…と、しみじみうれしく思いました。

普通の子の親はこんなことで悩むことは有り得ないでしょうね。
でも自閉の子を持つと、普通では考えられないようなことが、高いハードルになるのです。それだけに、ちょっとしたことで感激もし、うれしくも感じます。当たり前のことをうれしく感じられると、子どもに対する欲がちょっと減るような気がします。

その日はプールサイドでお昼も食べ、そのままプールで遊びました。プールサイドで食べたのはハンバーガー。控えめにオーダーしたんですが、マウイ・チップス(ポテト・チップス)や大きなピクルスがついてきました。添え物として、当たり前についてくるみたいですね。結構、美味しかったです。

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プリンス・ホテルのプールは、上から見るとキレイなんですが、実際には狭くってそんなにきれいじゃありません。それを言うなら、ホテル全体も、オープンエアな作りだし、鳥も自由出入りしているしで、階段のすみに葉っぱがたまっていたりすることがあります。(でもかなりこまめにメイドさんが掃除していますが。)日本のように隅々までピッカピカなハイレベルな清潔さというのは、こちらには当てはまらないような気がしますが、そのへんもハワイらしいアバウトさという感じですぐに気にならなくなるのでした。

プールで遊んだあとは、またホテルの周辺を散歩して(あ、ハワイの話、5。に掲載した写真は、この日のものでした。めんどくさいので差し替えませんけど)、そしてホテルで食べてばかりでも芸がないからと、自分で電話して、近くの店の予約を取りました。
…つづく。





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